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高齢者の褥瘡、最大の原因はこれ!だから除圧や栄養で防げない

高齢者の褥瘡はなぜなくならないのか。
今回は褥瘡について考えてみましょう。
高齢者の褥瘡、最大の原因はこれ!だから除圧や栄養で防げない


私が理学療法士の勉強をしている頃、
こんなことが言われていました。

褥瘡は看護師の恥

最近では死語となっていますが、
これをちょっと前に中年の看護師が
口にしていて、大丈夫かなって思いました^^;


この言葉でけ見ると、褥瘡が発生するのは
看護師だけが悪いというイメージです。

おそらくこの頃にやっていた対策は
「除圧」がメインで、看護師が発見して
体位交換だけしておけば大丈夫だと思っていたのでしょう。


最近では原因や予防、対策について
いろいろなことがわかってきています。


たとえば褥瘡を考えるとき、
栄養のことを考えます。

15年、20年前にはあまり見られない光景ですが、
褥瘡対策チームには必ず栄養士さんが参加して
栄養面からチームに助言します。


また治療法についても、以前は褥瘡ができれば
乾燥させることがメインでしたが、
いまはドレッシング材(フィルム)を被せてあげて
適度な湿潤環境を保つようにします。


言い出せばキリがないですが、
スキンケアの重要性なども近年わかってきましたし、
除圧マットやまくらも進化してきました。



でも褥瘡がなくならない。
これは一体なぜなのでしょうか。




結論を申し上げると、
褥瘡をなくせるかどうかは
その方を取り巻く"人次第"ということです。


病院や施設であれば医師や看護師、
リハビリのスタッフ、家で過ごしている人なら
家族やヘルパーなどにかかっています。



10数年間、理学療法士として働いてきて
褥瘡が発生する現場を見ていて感じることは、
結局褥瘡ってヒューマンエラーだと思うんです。

周りの人間が見逃したり、
処理をしなかったりするから
褥瘡が発生してしまいます。



どれだけすごい褥瘡対策チームを作っても、
対策チームが四六時中その方を診ている
わけではありません。

対策チーム以外のメンバーに内容が伝わらなかったり、
決まった対策(除圧やスキンケア)をしてくれなければ
結局褥瘡は起こってしまうのです。



理学療法士の立場でいうと、
フロアのスタッフから体交や除圧方法を
教えて欲しいと言われて指導しても、
フロアのスタッフがやってくれなければそれまでです。

褥瘡対策チームも、連絡ノートも、
体交表も、スキンケアのマニュアルも、
結局その方に関わる人がやるかどうかってことです。



そういう意味では除圧マットがどれだけ進化しようとも、
結局は人っていう部分が大きいですよね。

これは医療におけるロボット技術の関わりに似てて、
どれだけロボットが高性能になっても
人間が電源を入れたり、設定したりするわけですから、
その人が忘れたらそれまでです。


「でも人間の失敗ってだけで
片付けてたらあかんやろ」


と、言いたい人もいらっしゃるかもしれませんね。
もちろんその通りで、ヒューマンエラーというのを
言い訳にしていては前には進めません。


ヒューマンエラーであることにも
医療従事者は気づいていて、
ヒューマンエラーをどう無くしていくのか、
そんな取り組みも盛んに行われています。


ただあまりにもマニュアル重視の現在の
褥瘡対策チームのあり方には疑問があります。

それよりもどうすればスタッフの理解が深まり、
正しく・忘れずに行動できるか、
それを重視していくべきではないでしょうか。


良いマニュアルがあっても成功しない、
そんな悪い例にならないようにしましょうね。
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