チーム医療の実際 本当にチーム医療は存在するのか?

チーム医療という言葉をよく目にしますが、一般の方が考えておられるより、病院職員の連携はとれていない場合が多いのかもしれません。
チーム医療は存在するのか

突然ですが、医龍というドラマを観たことがありますか、坂口憲二さんが主演を勤める医療ドラマです。心臓の「バチスタ手術」が有名になったのも、医龍の影響が大きいのではないでしょうか。

ドラマの中では、心臓外科医を中心に、麻酔科医、臨床工学技士、看護師などがひとつのチーム(ドラマの中ではチームドラゴン)を組んで、難題を抱える患者さんの手術に取り組んでいきます。


こんなドラマのような病院ばっかりだといいのですが、実際に患者さんからいただく声はあまりよいものではありません。


「看護師さんに◯◯をお願しといたんやけど全然もってきてくれない」

「今日は熱があるからリハビリはできないって連絡受けてないの?」

「いまお風呂からあがったところなのに・・。リハビリの時間はずらしてもらうようにお願いしてたはずだけど」



などなど、報告や連絡ができていないことも実際多いのです。周りの理学療法士に聞いても、「看護師とは合わん」と言ってる人も多いです。


病院というひとつの箱の中で仕事をしているので、やりたい仕事、やりたくない仕事もでてきます。

たとえば医師、看護師、リハビリのどこかの部署がその仕事をしなくてはならない状況になったとき、医師は診察で忙しいので、看護師かリハビリがしなくてはなりません。

そうなると数が圧倒的に違うのでリハビリがその仕事を引き受けざるを得なくなることも多いです。


チーム医療を阻害するもの


ただ既得権益をゆずりたくないというのは、どの職業もあるようで、たとえば最近理学療法士にも認められた痰の吸引を、看護部長が許可しない病院もあります。


もちろんいままでやり慣れている看護師がするより、ちょっと研修を受けた理学療法士がする方がリスクがあるのかもしれませんが、それを言い出したらどの職業も職域が高まることはないですし、何より患者さんのためになりません。



ここまで書いておいて言うのもなんですが、別に看護師がダメとか、理学療法士がいいという話をしているわけではありません。

チーム医療の難しさや現状を、一般の方にも少しわかってもらいたかっただけです。

なかなか本当に難しいものですよ。
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