医療やリハビリ、福祉のニュースなど、気になる話題をつづっています。

スポンサーリンク
 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

胃ろうの造設の問題点 本当に良くなるのか?

ときどき話題にあがる胃瘻(いろう)について、今回は考えてみたいと思います。
胃ろうはするべきかどうか


2013年7月12日のNHKニュースウォッチ9で、経口栄養を取り戻すある病院の取り組みを取り上げていました。

この病院では何かの病気や障害で口から食べることは困難とされた方に、もう一度口から食べられるように、看護師や言語聴覚士(ST)、歯科衛生士などが嚥下リハビリを行なっていくというものでした。


この病院では治療に取り組んだ約9割の人が口から食べられるようになり、入院期間も平均して4日短くなったと放送していました。

数字についてはどのレベルの人に介入していったかで上下するので何とも言えませんが、それでもこれほどしっかり経口摂取に向けて取り組んでいる病院や施設はまだまだ少ないので評価すべきでしょう。

特に介護施設での口腔ケアはまだまだできているとは言いがたく、これからこのような取り組みが広がることが期待されています。


このように口腔ケアに熱心に取り組む病院がある一方、胃ろうによって栄養を補うという考え方も根強く残っています。

胃ろうとは正式には「経皮内視鏡胃ろう造設術」と言います。英語では「percutaneous endoscopic gastrostomy」と表現されて、頭文字をとって医療や介護現場では「ペグ(PEG)」と呼ばれています。


胃ろうについては、よく2つのことが議論になっています。ひとつは胃ろうをするべきかどうかで、もうひとつは胃ろうをすれべ寿命は延びるのかということです。


今回は胃ろうをするべきかどうかについて考えてみたいと思います。


胃ろうの造設が検討される方は

1.脳卒中などで嚥下が困難となった人
2.認知症で栄養管理が難しくなった人
3.廃用症候群などで食べることができなくなった人


などです。

そして胃ろうを検討する場合、メリットとデメリットを知ってから行わないと、後から後悔するかもしれません。

現に私が担当している患者さんのご家族も、

「こんなに介護が大変になるのに、全然元気にならない。こんなことなら辞めておけばよかった」

と話している人も多いです。


胃ろうとすると、口から食べないので誤嚥の可能性は減る(なくなるわけではない)のですが、「何か食べたい」という意欲がなくなりますし、口で噛むという刺激もなくなります。

そうなると活気がなくなっていくのは、なんとなく想像できますよね。

食べるとはどこから始まる

感染、出血などのリスク、経管栄養、経口摂取などとの比較、あとご本人が本当にそれで良かったのか、疑問なこともありますので、しっかり考えてくださいね。


とは言っても医療従事者ではない限り、胃ろうにどんなメリットとデメリットがあるかわからず、医師にすすめられた場合、胃ろう造設を決めてしまうことも多いです。


そこで胃ろうに関する情報を公開しているサイトをご紹介します。

胃ろうの意思決定支援サイト

こちらの胃ろうの意思決定支援サイトでは、胃ろうに関する冊子がダウンロードできますので、そちらを参考にしてください。


冊子に書いてありますが、胃ろうをしたからといってその方の生活の質が上がるかどうか解明されていません。

胃ろうを作ったからといって元気になって、ご本人にもご家族にとってHappyというわけではないのですね。

胃ろうについての功罪を勉強するには、この本がいいですよ。尊厳死について活動されている長尾先生の著書です。わかりやすく書かれています。

関連記事
ジャンル : 心と身体

スポンサーリンク

 

スポンサーリンク
検索
お問い合わせ

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。