介護が必要になったら、あなたは誰に介護をして欲しいですか?
誰に介護をしてもらうか

先日新聞に掲載されていましたが、最近行われた団塊世代向けの内閣府調査で興味深い結果が掲載されていました。


「夫に介護してもらいたい妻 27%」

この数字を見て、男性も女性も実際どう思いましたか。私はだいたい予想通りでした。ちなみに男性は半数以上の約55%が配偶者に介助してもらいたいと回答しています。


この話を考えるときに、日本人の平均寿命をまず考えてみましょう。

現在の日本人の平均寿命は男性79.59歳、女性86.36歳となっています。これを見ると病気もなく生きていると、男性の方が先に亡くなるケースが多いことになります。そうすると女性が夫よりも先に介護が必要な状態になる方が少ないはずなので、「夫に介護をしてもらいたい」と答えた27%の方が、実際に夫に介護してもらう可能性は低いと考えられます。


患者さんや利用者さんと話しているとよく介護について話す機会があるのですが、昭和の初期以前に生まれた男性は妻に看てもらうのが当然と考える傾向にあり、女性も夫の介護をするのは妻の役目と思っている方が多いことに驚かされます。

昔の教育や姑さんとの関係でそう考える方がいても頷く部分はあるのですが、現在は介護保険があるため制度を利用して妻の介護負担を減らすことも必要です。


そう書くと55%の男性が妻の介護を望むのも頷けます。

「人様に自分の夫の世話をさせるなんて・・。」

以前お会いした患者さんの妻はそう話していました。高齢な妻が懸命に介護をし過ぎて身体を壊し、夫よりも先に介護が必要になったり、亡くなってしまうという話もよく耳にします。


誰に介護をしてもらうのか



今回の調査では女性が介護してもらいたいのは、夫以外では施設や病院が約23%、ヘルパーや訪問看護師が約21%となっています。

夫がどこまで介護できるかは、家事や介護ができるかによるところや、夫自身の意思が大きく関わってきますが、施設や病院、介護保険でのサービスでは家人ように手厚、優しくサービスを受けることは難しいと思ってます。

本来なら配偶者や子ども支援を中心に据えて、足りない部分をヘルパーさんや看護師さんに手伝ってもらうのがよさそうです。
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