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慢性疲労症候群(CFS)とリハビリ

最近話題の慢性疲労症候群について
今回は考えてみたいと思います。
慢性疲労症候群リハビリ

慢性疲労症候群(CFS=chronic fatigue syndrome)は
極度の疲労におそわれ日常生活も困難になる病気です。

海外では筋痛性脳脊髄炎(ME=myalgic encephalomyelitis)と
称されていることが多いですが、今回は慢性疲労症候群とします。


主症状は頭痛、微熱、疲労感、咽頭痛、頸部やリンパ節の腫張、筋力低下、
睡眠障害、神経認知機能障害などがあり、これら長期間続きます。

慢性疲労症候群は、人間関係などの精神的なストレス、
仕事などの肉体的なストレス、気候(紫外線や温暖環境)などの
物理的ストレス、ホルムアルデヒドなどの化学的ストレス、
ウィルス・細菌などの生物学的ストレスなど、生活の中の
様々なストレスから誘因されるとされている。

またそこに遺伝的な背景があったり、感染症や免疫異常なども
関係することがわかってきている。


慢性疲労症候群は客観的な診断法が確立されていません。
ですから医療現場での認知度が低く、膠原病や難病と疑われ
検査が行われても検査結果には問題なく、
ただのストレスや疲労とされることがまだまだ多いようです。


これは日本に根強く残る気合や精神論にも影響していると考えられ、
検査や診察で問題がなければ病気がないとされて、
「たださぼっている人」や「気合が足りない人」として
扱われてしまいます。これもCFSの患者さんを苦しめている
要因のひとつです。


治療法としては症状に合わせて、漢方薬や抗うつ薬、抗不安薬などの
薬理療法や、非薬理療法としてカウンセリングを通じて
認知行動療法なども行われます。


理学療法士としてできることはないかと調べてみたのですが、
文献や研究はありませんでした。

ただ回復して社会や家庭復帰を目指すにあたり、
筋力低下による廃用症候群は起こっている思われますので、
廃用症候群に対しては理学療法士の介入する可能性は
あるかもしれません。

理学療法では単に筋力強化すればいい、というわけではなく、
どのようなことに注意すればいいのか、またどんな治療が効果的なのか、
今後は詳しく調べていく必要がありそうです。

また姿勢や歩行、筋の使い方にストレスや疲れの原因があるなら、
それこそ理学療法士の入るべき分野でしょう。


まだまだ詳しくわからない部分もある慢性疲労症候群ですが、
最近慢性疲労症候群(CFS)や筋痛性脳脊髄炎(ME)のことを
紹介しているNPO法人や、専門外来なども少しずつですが
みられるようになってきました。

慢性疲労症候群の患者さんが世間の偏見なく過ごせるように
私たちも知識を深めていきましょう。





参照)
倉垣弘彦.慢性疲労症候群はどこまでわかったか?.
医学のあゆみ 228(6), 679-686, 2009


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