介護保険が始まって10年以上になりますが、
うまくサービスを提供できていない方に
どうサービスを提供していくか、悩ましい問題です。
世代間の介護への考えの違い


5年ほど前になりますが、私が訪問リハビリで担当していた
高齢者夫婦がいました。訪問リハビリをしていたのは
脳卒中になった夫の方で、妻はいつもにこやかに自宅に
迎えてくれました。


お二人とも当時80歳を過ぎていたのですが、子どもさんは
遠くに住んでいて、子どもさんにはあまり介護力を
期待することはできませんでした。


いわゆる老老介護なので、妻は献身的に夫の介護を
していましたが、妻の体力的な問題もあり、ケアマネージャーと
相談して任せられる部分はヘルパーさんに来てもらって
夫の身体介護や掃除などを手伝ってもらうように
提案しました。


妻はその提案を受け入れませんでした。
それも頑なに。


この年代の方って、夫の面倒を妻がみるのは当然。
もちろん介護も妻がするものと言い聞かせられて
きたというか、それをみて生まれ育ってきた世代です。

だから人さまに自分の夫の介護をしてもらうなんて、
とんでもないとというのが妻の考えでした。


元々訪問系のサービスって家人の受け入れがよくない
部分がありますよね。知らない人を家にあげたくないとか、
気を使うとか。

また悪いヘルパーさんが寝たきりの高齢者のお金を
盗んだり、使い込んだりする事件がときどき
起こっているので、余計に受け入れにくいのかも
しれません。


私がいつも介護をされている家人にお話するのは、
「あなたがとにかく元気でいてください」
ということです。

介護される側が元気に過ごすことが一番なのですが、
それを可能にするには介護者である家人が
元気でいることです。


そのために必要なサービスを使えるものなら
使っていく方がいいと提案します。


介護保険が始まり10数年が経過して、徐々には
減ってきましたが、やはり介護保険のサービスを
受け入れがたいという高齢者はいます。

どうしたらご理解していただけるのか、
なやましい問題でありますが、介護される方も、
介護する方も、お互いにとって生活が快適に
過ごせる方法をこれからも模索していきます。



PS.
記事とは関係ないですが、昨日勤め先の同僚が出版を
祝って飲み会を開いてくれました。

サプライズのケーキまで容易してくれて、本当に楽しい
時間を過ごせました。ありがとうございます^^

國津出版記念

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