理学療法士のおごり?変なプライドが邪魔をして
患者さんや入所者さんの動作レベルをしっかり
理解できないことがあります。
理学療法士はいまさら言うまでもなく、患者さんや
入所者さんの動作に関して一番知っている存在です。

どのぐらいのレベルで立ち上がれるのか、
立ち上がれない場合にはどのように介助すれば
いいのか、そのあたりはほんと理学療法士に
聞いてください、と言いたいですね。

ただリハビリ室で観察できる動作レベルが、
対象者の全てかと言われればそんなことはなく、
病棟やフロアでは別の顔を持っていることも
しばしばあります。


例えば入浴時。どのようにその方が入浴しているのか、
細かく知っている理学療法士はまだまだ多くない
のではないでしょうか。

理学療法士と入浴


回復期の病院に勤めている方にとっては、
「そんなん評価するのが当たり前やん」
となるかもしれませんが、急性期の病院や
外来のみのクリニックで勤務していると
入浴の評価なんてほとんどすることはないですよね。


「平行棒内で軽度介助で立てる」ことは
「入浴時に軽度介助で立てる」ことを意味しません。

環境も違えば、来てる服も違いますし、介助者も
変わりますからね。


だからほんとは対象者様の了承が得られれば、
入浴の様子も観せてもらって、どのような点で困り、
どうすればできそうなのか、そのあたりを
しっかり評価していく必要があります。

でもなかなか一歩踏み込んで、入浴まで評価することは
少ない。ここに理学療法士のおごりというか、
プライドというか、そんな壁があるような気が
してならないのです。

「動作を一番知ってるのは
俺ら理学療法士だから」


ってな感じで。


踊る大捜査線じゃないですが、事件はリハビリ室で
起きてるんじゃなくて、現場で起きてるんですよね。

だったらやっぱり現場にどんどん入り込んでいく
必要があるでしょう。


回復期の病院ができて、そのあたりにも目を向ける
理学療法士が現れた一方、作業療法士に丸投げしている
ケースも見かけます。


対象者の動作を一番知っていると自負したいのなら、
全て動作を貪欲に知ろうとする姿勢が欲しいですね。


また病棟やフロアに飛び込んでいくと、そこにいる
スタッフとも仲良くなれ、いろいろな情報を
伝えてくれるようになります。


看護師さんたちとうまく関係を築けていない場合には、
昔の刑事みたいに足で稼ぐ地道な努力をしましょうね。

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