ラグビーの大学選手権決勝を観戦してきましたので、
観戦記を今日は書こうと思います。
今日も完全に私個人の日記なので、医療系の記事を
読みたい方、ごめんなさい。

この前の日曜日になりますが、国立競技場で
ラグビー大学選手権の決勝を観戦してきました。


どうしてもその記事を書きたくて。
というのも私、ラグビー経験者、ではありません^^;
全くのド素人なのですが、ラグビーがめちゃくちゃ好きです。

帝京大学対筑波大学3

行ってた高校がいわゆるラグビーの古豪で、大工大(今年の
高校ラグビーで優勝した常翔学園)に抜かれるまでは
大阪府の出場記録をもっていたぐらいです。

私の高校時代もあと一歩で花園というところまで行きましたが、
出場はできませんでした。


ちなみに私はオリンピックで「さくらJAPAN」として
少し有名になったフィールドホッケー部でした。


高校卒業後に、本格的にラグビーを観戦するようになったのですが、
いかんせんド素人から始められる生半可なものではないので、
自分でプレーするなんてことは思わなかったです。


大学のラグビーチームではずっと早稲田大学を応援してきました。
関東学院大学との死闘では手に汗握ってテレビの前で
観戦していました。


近年のラグビー界はいわゆる古豪が苦戦を強いられています。
関東では明治大学は一時期の不調から復活の兆しが見られますが、
早稲田大学、慶応大学、法政大学など大学選手権の
優勝経験のある大学が軒並み成績を落としています。
関西では同志社大学が弱くなってしまいました。

以前は(1990年代)は大学選手権の4強といえば、
早稲田大学、明治大学、法政大学、関東学院大学、
同志社大学、慶応大学など、優勝経験のある大学だけが
名を連ねることのできる聖域で、1月2日に国立競技場で
行われる大学選手権準決勝は、満員の観客の中で行われていました。


その勢力図が近年は一変します。その象徴がなんといっても
今年決勝に残った帝京大学と筑波大学、そして準決勝で
敗れた東海大学でしょう。本当にここ数年で強くなりました。

個人的には古豪の意地や復活も観たいので、新興勢力と
古豪ががっぷりよつで組み合うような大学ラグビーになれば
もっともっと盛り上がると思っています。

特に関西の雄、同志社大学の復活に期待しています!

帝京大学対筑波大学4

と、前置きが長くなってしまいましたが、試合のレビューです。
ご存知のように試合は帝京大学が39-22で勝利したのですが、
内容的には完勝といっていいでしょう。

昨年までのようにFW、FW、そしてFWと体格差を生かして
ゴリ押しするラグビーは面白くないと批判されることもありました。

この試合では先発FWの平均体重は帝京大学が104.3kg、筑波大学が
96.4kgと約8kgの差がありました。昨年のようにFWを前面に押し出す
戦いも可能だったでしょう。


しかし自陣からも果敢にボールを回していく回数も多く、
密集からの球出し、展開、集散と、ラグビーの基本的な
プレーで筑波大学を上回りました。

特にFWがこぼれ球をジャッカルしてマイボールにすることも
多く、泥臭く、愚直にボールに対して前半からチャレンジ
し続けました。この時点で勝敗は決まったという感じもありました。


トライのほとんどはつないでとったもので、昨年までのような
FWでゴリ押しする姿はなかったです。

これは昨年関東対抗戦グループで筑波大学に負けた教訓を生かして
取り組んできたことのようですが、特に体力差の出やすい後半にも
足が止まらなかったことは評価したいです。


一方の筑波大学ですが、準決勝までのような下半身に突き刺さるような
タックルがこの日は影を潜め、一人目で止められずゲインラインを
突破されることが多かったです。

元々体格差があるので、タックルしたりされたり、まともに
抵抗を繰り返していては、疲労はさけられません。
攻撃時なら芯をひとつ外すような軽やかな動きが欲しかったです。

頼みの彦坂兄弟がボールを持って目立つシーンもありましたが、
個人の能力だけで打開できるほど、帝京大学のディフェンスは
甘くなかったです。

帝京大学対筑波大学1


スポーツにたら、ればを言うのはタブーですが、試合の流れを
変える2つのプレーがありました。

1つは8-3で迎えた前半16分、右ウィングの彦坂が一人で
ステップで相手をかわして独走するシーンがありました。

ここで相手バックスとの1対1となり、外か内かの判断を迫られました。
私が観ていた角度からは外に走れば1トライ確実というシーンでしたが、
彦坂は内へ切れ込む手段を選択しました。


結果このカットインで帝京大学のスクラムハーフに後方からタックルされました。
その後相手の反則などもありましたが、この一連の攻撃で得点をとることが
できませんでした。追い上げムードだっただけに、痛いプレーでした。

もう1つは後半6分。ハーフウェイラインから帝京大学サイドに
少し入ったところでノットロールアウェイのペナルティをもらい、
本来であればゴールラインぎりぎりへのタッチキックで、マイボールラインアウト、
というシーンでした。

しかし深く蹴りこみ過ぎたボールはデッドボールラインを割ってしまい、
蹴った地点での相手ボールのスクラムとなってしまいました。

ここでも普段の筑波大学らしくない単純なミスで、流れを引き寄せることが
できませんでした。


この大学選手権の前後、色々な新聞を読んでいると帝京大学ラグビー部の
礼儀正しさやマナーの良さのことがいくつか書いてありました。

グラウンドに記者が行くと気持よく挨拶をしてくれること、試合会場や
練習グラウンド周辺の掃除を上級生が率先して行うこと、試合のときに
相手大学の校歌が流れるとリザーブ、控えなど全ての部員が背筋を
伸ばししっかり聞くこと、できそうでなかなかできなことをしっかり
やれる集団なのだと知りました。

1997年に部員がわいせつ事件を起こし逮捕される事件があり1998年の
公式戦出場を辞退しています。ちょうど1996年に岩出監督が就任した直後でした。

どちらかというと、この時期には事件の影響もあり礼儀正しいという
イメージはなく、やんちゃな感じがしていました。


それは部員のスカウティングにも影響していて、ラグビーの高校日本代表に
選ばれるような学生は、こぞって早稲田大学や明治大学に入学することが
多かったです。

そんな理由から2000年代はじめの帝京大学は、身体が大きい学生や、
身体能力の高い学生を集めて自前で強化することが主流でした。

6年前にフィジカルコーチの加藤慶さんが入られてから、
フィジカルの強さに磨きがかかります。

血液データを分析したり、管理栄養士を配置したり、身体改革への
効果はすぐに現れ、明らかに他大学とは体格差が生まれるようになり、
その時期は大学選手権4強以上の常連になった頃と重なります。

強豪で唯一、高校教師出身の岩出監督は、生徒の日常生活面も
重んじています。ラグビー界では控え部員を見ると、その部が
分かると言われていますが、いまの帝京大学はまさにそのお手本の
ような存在です。

岩出監督は「社会にどのような人材を送り込めるか」を
テーマにされているようですね。

帝京大学対筑波大学2


知っている方は少ないでしょうが、昨年の夏に帝京大学は
早稲田大学と夏合宿地の菅平で練習試合を行なっています。
試合は帝京大学43-0早稲田大学と帝京大学の快勝だったのですが、
試合中に早稲田大学の部員からやじや差別発言が飛び出しました。

試合後、帝京大学の泉主将は挨拶のために早稲田大学のベンチに
行きましたが、早稲田大学の後藤監督は「あいさつなどいらない」と
拒否してグラウンドを早々に後にしたとか。

これについては後ほど挨拶を拒否したわけではないと釈明していましたが、
いずれにせよ名門早稲田大学のラグビー部らしからぬ行為でした。

泉主将が優勝後のインタビューで「筑波大学のおかげでここまでこれました」と
述べていましたが、優勝後の興奮をしながらもこの発言が出るなんて、
本当にすごいと思いました。

また「愛される帝京大学を目指します」という言葉も印象的でしたね。


このあたりは強かったけど、学生をうまく導けなかった関東学院大学との
違いを感じました。


帝京大学はこの日の先発メンバーに3回生が3人、2回生が5人、
1回生が1人とメンバーの半数以上が残ります。

2000年代はじめとは変わり、高校の指導者も「帝京大学なら」と
有望な学生を預けてくれるようになりました。

来春には花園で優勝した常翔学園の中心メンバーである重一生や、
伏見工業の松田力也、高橋稔貴、御所実業の竹井勇二など、
超高校級の有力選手が続々と集まります。

また将来を期待される入学者には、良い先輩がと二人部屋になって
帝京大学の教えを伝えていくようですね。昨年絶対的なキャプテンシーを
誇った森田佳寿(東芝ブレイブルーパス)と同部屋にだったCTB権裕人は
今年すっかり先発に定着しました。


このままでは帝京大学の大学選手権5連覇、6連覇という流れが
できてしまいそうですね。でも私個人的には他大学にもがんばってもらって、
おもしろい大学ラグビー界を作って欲しいです。

帝京大学の岩出監督が決勝戦の前に「歴史」という言葉を使っていまいたが、
筑波大学の強豪校への歴史は始まったばかりですからね。
後半34分と39分に見せた意地のトライは、必ず来年につながるでしょう。
もっともっと強くなって、盛り上げて欲しいです。


長くなりましたね。文がつながらないところもありましたが、
最後まで読んでくださってありがとうございます。


おそらくここまで読まれた方はラグビーが好きなんでしょうね。
私はド素人ですが、これからもラグビーを追いかけていきます^^
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